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アイドルマスター ミリオンライブ! Blooming Clover 5巻 感想

今更ながら、Blooming Cloverの5巻の感想を書きたいと思います。

 

 

 

既刊の感想はこっちで。

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書こうとするも機を逸し、もうちょいで発売から1年が経とうという時期になってしまいました。これもすべて、Fairy公演直後にノータイムで周年イベントが始まったせい。

 

今回も、もはや恒例となったCD付き特装版が同時発売されました。収録内容はCloverの4人で歌う新曲「Clover Days」、茜と紬で「キラメキラリ」、可奈と志保で「メリー」の3曲とボイスドラマの計4トラックです。

 

Clover Daysに関しては、ついに出ました新曲といった感じ。とりあえず聴いて最初に思った感想としては、こんなにユニットの事をそのまんま歌ってくれてる曲ってそうそう無いな…って感じでした。ありがたい。

こう、聴いてると節々で今までの本編の場面が思い浮かんできて、泣きそうになりました。一番わかりやすいのは、ラスサビの志保のソロパートから続くところですかね。「たとえ冷たい~」という歌詞で、4巻の雨の中で可奈、星梨花、海美が志保を引き止めるシーンが思い浮かんだ人は多いんじゃないでしょうか。

あとは、初っ端の海美の「さあ、行こう~」のパートがかなり響きました。ここのパートだけでも、本編の今までの海美の悩みや、それを自分で考えて解決しようとしていた様々な場面が浮かんできました。

曲調も結構好みで、こんな好きになれる曲もらえて嬉しい限り。

 

ここからは本編の感想書いていきたいと思います。

 

まず全体を見ると、1巻まるまるライブで使ってる感じですね。ライブの始まりから、

各ユニットのステージ、ライブの締めくくりという流れ。あとは最後に短編が挟まってる感じ。

 

まずは15話。前巻から見ると、志保と静香が対面して終わるというなんとも気になる引きからの回。

そのまま、その場で静香が志保に自分のバックボーンを話して、可奈の影響を受けた未来と翼と一緒に親と話し合った、というエピソードが語られました。

そして、それを受けて志保が自分も家族に応援してほしいと思っているのを素直に伝えるという流れですかね。

パッと目に付くのはそういう志保周りのところだったんですけど、よくよく見てみると静香が話したエピソードも可奈の影響を受けてのものだったり、可奈のセリフから可奈自身の成長が見て取れたり、可奈周りの描写もなかなか濃いですね。

さらにチラッと歌織さんの見せ場も盛り込んできたり。本当に芸が細かい。

 

次は16話。いよいよライブが開幕し、オープニングアクトとして出る茜ちゃんと紬の話ですね。

これ結構好きな話でした。というのも、この二人の個人個人の描写が良かったのもあるのですが、ライブのメインステージの出演者には選ばれなかったのに前座として出る、というのを題材にしてたからです。

前座でしか出られないけど真剣に盛り上げようとするという姿と、やっぱり悔しくてもっとステージに立っていたいな、と思う姿の両方が描かれていたのが印象に残りました。

 

その次は17話。ダブルエース、トライスタービジョンのステージが描かれた回ですね。両方とも番外編で描かれているからか、各々に割かれているページは多くはないのにステージの雰囲気がうまく伝わってくる感じがしましたね。

個人的には、歩がちょろっと話に噛んでるのも嬉しかったですね。

 

そして18話。ついにCloverのライブステージが描かれる回ですね。

いや~、4人それぞれの成長の結果が描かれてて、一つの集大成として申し分ない回ですね。

とりわけ、やっぱり自分が好きな海美の部分に目がいきますね。海美が他のメンバーに気を配ったダンスをしていること、その上で自分が夢見たアイドルとしてステージに立てていること、あたりが描かれていてとても嬉しい気持ちで読んでいました。

その他にも、亜利沙や歌織さんといった、今までCloverのメンバーの助けになってくれたアイドルにもスポットを当てているのも良かったですね。

あとはライブ終わりの歩、育、環の描写も印象に残りました。16話と似たような感じかもしれませんが、今回は観客席で見ているだけだった悔しさと、ステージに触発されて昂っているという2つの感情が描写されてるのが好きでした。

そして物語は一段落して、次からは新展開へ突入といった感じの引きでしたね。

 

そして巻の最後は18.5話。志保メインの番外編ですね。

ちょっと時間軸が違う、2つの北沢家のクリスマスの話。ひとつは志保が小さい頃、まだ弟も生まれておらず、父親も一緒に暮らしている時のクリスマス。もうひとつは、志保がアイドルになる少し前。

こんなに志保の過去を深堀りするのか、と正直言って驚きました。あと、シアターデイズのフェス限定SSRの実装と時期を合わせた本誌掲載だったので、その辺でも驚かされた回でしたね。

 

 

 

と、今回はこんなところです。これを書いている今、すでに6巻も出ており、7巻の発売日も決まっている状態なのですが、それらも含めて、これからもBlooming Cloverの展開を楽しみにしていきたいと思います。