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上田麗奈 1st LIVE Imagination Colors 感想

3/14にLINE CUBE SHIBUYAで行われた「上田麗奈 1st LIVE Imagination Colors」に行ってきましたので、感想を書きたいと思います。

 

 

 

はい、行ってきましたアーティスト上田麗奈1stライブ。

まずは、このご時世で開催に尽力してくださった上田麗奈さん、チーム上田麗奈の皆さま、スタッフの皆さま、他関係者の方などの全ての方々に感謝を。

 

2016年のアーティスト活動開始以来、いつかはやるのかなと思ってはいたものの、一向に音沙汰がなく。ランティス祭2019で、初めてアーティスト上田麗奈としてライブステージに立ったことで現実味を帯びたかなと思っていた矢先に発表されたソロライブでしたね。

当初は2020年7月に開催予定だったものの、延期してこの日の開催となりました。無事開催されてなにより。

そんなこんなで、待望の1stライブでした。

 

これはランティス祭の時に思った事ですが、世界観への引き込み方がすごい。あの時は、衣装やライト演出はもちろん、アンティーク調の椅子や、今回のライブでも使われていたメルヘン・メドヘンの原書のような本の小道具を使って、見事にsleeplandの世界観が表現されていました。

今回は、全曲でそれを行っている感じでした。むしろ、舞台セットを用いていたりとさらに強化されている感じで、もはや「ライブに来た!」というよりは、一本の映像作品を見ているような、あるいは連続したMVを見ているかのような、そんな感覚に陥りました。

 

座席は1階。前後で見ても左右で見ても中央付近、ド真ん中あたりでした。

普段だったら前の方が良かったなって思うところなのですが、今回は全体を見渡せるような席で良かったなという感もあります。特段意識して目線を移さなくても、ライト演出など全体が目に入ってくるので。

「映像作品を見ているような」といった通り、映画館では中央付近が一番好まれるというような感覚ですかね。

 

ここからは、各曲の感想を書いていこうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セットリスト
  1. 海の駅
  2. sleepland
  3. fairy taleの明けに
  4. 誰もわたしを知らない世界へ
  5. 花の雨
  6. たより
  7. きみどり
  8. Falling(幕間)
  9. ティーカップ
  10. aquarium
  11. 旋律の糸
  12. 毒の手
  13. 車庫の少女
  14. Another(幕間)
  15. いつか、また。
  16. アイオライト
  17. あまい夢
  18. ワタシ*ドリ
  19. マニエールに夢を
  20. あなたの好きなメロディ
EN1.リテラチュア
EN2.Campanula
EN3.Walk on your side
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1.海の駅

曲そのものの感想ではないのですが、波の音のASMRと降りている幕に波を映しているっていう状態から入るっていう導入が完璧。一気に引き込まれる。

まあ普通に「えっ!?急に始まった!」っつってビックリもしたんですけど。
で、幕が上がってみれば今度はめちゃくちゃ凝ってる舞台セットが現れてビビらされるワケですね。
曲調からするとライブの頭に持ってくるような曲ではない気がするんですが、こういう演出や、アーティスト上田麗奈の最初に発表された曲、という事も相まってかなりの説得力がありました。
 
 
ここで一旦MC。「リラックスして。寝ちゃってもいいです。」と、以前のステージやラジオ等でも仰っていたのと同じことを話されていました。
実際ここからのライブも、その言葉が実感できるような、穏やかで粛々としたステージでした。

 

そして、ランティス祭のお話をされて、あの時に使われた本を取り出して、次の曲。

 

2.sleepland

椅子が見えた時点でsleeplandで使うんだろうなと思っていたのですが、案の定でした。

この曲、ランティス祭の時とは少し違う印象を受けました。歌い方とかそういう話というよりは、やっぱりステージ演出の違いなんだと思います。

ランティス祭の時は、アンティーク調の椅子に座って歌われており、本を読み聞かせているかのような、そんな印象がありました。

それに対して今回は、椅子の印象も変わり、全体の舞台セットも相まってファンタジックな世界の中で、おとぎ話を読んでいるかのような、そんな印象を受けたステージでした。

ただ、今回も変わらず麗奈さんの穏やかな笑顔がとても良かったです。おわりです。

 

 

3.fairy taleの明けに

最初の演出、まさに「明け」という感じ。そこからも印象的で、この曲、さながらミュージカルのようでした。最初のサビの後の間奏がまさに、という感じで、戸惑いながら、不安げに誰かを探すように歌う麗奈さんの姿が見られ、ここでこのライブの主旨を真に理解できた気がしました。

 

 

4.誰もわたしを知らない世界へ

前曲の最後の流れに沿ってというか、さらに新しい世界を開くような、そんな感覚を味わえる印象のステージでした。
「手を振って~」の歌詞のところの振りがめっちゃ可愛かったことと、ラスサビの新しい世界を開く喜びを表すかのような麗奈さんの笑みが記憶に残っています。

 

ここ2曲で、歌声に感情が乗っていて、音源と明確に違うとこがあってすごくいいな~と思って聞いていましたね。

 

 

5.花の雨

やっぱりライト演出が光りますね~。ピンクと黄色と、ちょっと弱めに水色を合わせてるのが、もうこれしかないっていうくらいに曲に合う。

リズムに乗って横揺れする麗奈さんが…良い。

 

 

6.たより

しみじみと歌う麗奈さんが良い。こういう感想、これからも無限に書いてあると思います。

特にね、「この手を包んで」のとこが良かったですね……。

 

 

7.きみどり

後ろの木に緑のライトが当てられていて、手前の麗奈さんが経ってるステージ辺りは水色に照らされてるの、うまいな~~と思って見ていました。

サビに入るたびに、もらったものを大事にするかのように歌う麗奈さんが良かったですね…。

 

 

8.Falling(幕間)

ここで一旦幕間。まあソロライブでMCなしで6曲連続って、そろそろ休んでくださいよってこっちが言いたくなるレベルですしね。

ただ、ソロライブで絶対に必要な歌わない時間というのを、MCではなくこういう形で使ったのには感心させられました。

オフボーカルのトラックをBGMに、ライトで魅せる演出。まさに、幕間といった感じ。

ここが普通にMCとかだったら、今まで見ていた世界観への没入感も薄れていたように思えたので、どこかで麗奈さんが仰っていた「みなさまには、まず世界に迷い込んでいただいて」という部分を大切にしているんだなというのが伝わってきました。

 

 

9.ティーカップ

後ろの木に映ったライト演出や、麗奈さん自身のくるくる回る動きで、いつかに麗奈さんが言っていた「くるくる落ちていく」という感覚が実感できました。
最初のサビの終わりの指をくるくるする振りが好き。こういうのに弱い。

あとはやっぱりラスサビが印象に残りましたね。歌に感情乗せるのがうまい。

 

 

10.aquarium

やっぱり1番、2番のサビの最後が印象に残っています。

とにかく感情を乗せるのがうまい。カリギュラの楽曲の「おんぼろ」を彷彿とさせましたね。

紫のライトも相まって、不安定な感じが伝わってきました。

 

 

11.旋律の糸

全体的に演出が白かったですねえ。

正直に言えば、怖かったですね。さっきまで笑顔がいいな~とか思ってたのと同一人物とは思えないくらい、鬼気迫る歌い方でした。

 

 

12.毒の手

伴奏に合わせて赤と白が切り替わるライト演出が印象的でした。
席の位置的に直撃なのか、めちゃくちゃ目がチカチカして草。
ラスサビのライト演出が、白メインで麗奈さんの表情も相まって、穏やかな印象を受けたのが少し意外でした。
今までは、曲調も相まって全体的に暗い、というか寒さのようなものを感じさせる曲だと思っていたのですが、このステージを見て認識を改めさせられましたね。

 

 

13.車庫の少女

ライト演出がかなり好きでした。青系統が結構好きなんで、その辺で攻められると弱い。
元々曲も好きというか、鳴ってる音がかなり好きなんですよね。

「ここじゃないどこかにいくの」のとこの不敵(?)な笑みが目に焼き付いてます。

 

どうでもいいんですけど、岩場の舞台セットが紫とか水色で怪しく光ってるの、既視感あるなと思って終わってから必死に考えたら、遊戯王の「銀幕の鏡壁」でした。めちゃくちゃ似てないか?

 

 

14.Another(幕間)

休んでくれその2。ここも世界観の継続に一役買ってますね。

 

 

15.いつか、また。

最も見たかった曲のうちの一つ。やっぱまあ、曲が好きっていうか、モチーフになってるであろうキャラクターが好きっていうかね…。
ステージ演出などもよかったのですが、やっぱり麗奈さんの歌と表情の表現力に圧倒されましたね。

最初の方は本当に辛そうに歌っていたのですが、徐々に表情が柔らかくなっていき、最後は笑顔で歌っていました。その笑顔が、キャラクター役として歌っていたステージを彷彿とさせるようでとても良かったです。

 

 

16.アイオライト

前曲の最後の楽しげな雰囲気そのままに、この曲に移行。

Aメロとかのアイオライトの色まんまのライト演出も綺麗で好きなんですけど、サビに入った時に一気にカラフルになるのがいいですね。

特にラスサビで「カラフル」という言葉が出てきたときは、後ろの木がより一層カラフルにライトアップされていました。その時の振りもかわいいですね…

 

 

17.あまい夢

かわいすぎ。おわり。

「はにかむ きみに 見とれてる」のところやばいでしょ。

カメラに向かってやってるの見えたんで、絶対終わったあとに配信で見返すという決心をその場でしました。見返した結果、やばいです。

ラスサビの後ろらへんの、右手を顔の横に持ってきてる振りもやばいです。

やばいしか言ってねえ。

 

 

18.ワタシ*ドリ

Aメロのライト演出が自分の曲のイメージと完全に一致しててビックリしました。

ラスサビ前の間奏の、カメラに向かって指回す振り、好きです。配信絶対購入決意ポイントその2。

「一緒にいってみる?」ももちろんやばいです。

 

 

ここで一旦MC。今回のタイトルについての事を語られていたり、「過去の自分も、今の自分も、この先の自分も、抱きしめていきたいなぁという最後になるように、歌っていきたいと思いますので」と仰っていました。

 

 

19.マニエールに夢を

間奏のオレンジが点滅する演出が、印象に残りましたね。メロディと合致している気がしたんだと思われます。

あとは最後の麗奈さんの穏やかな笑顔。どの笑顔もええんや。

 

 

20.あなたの好きなメロディ

ライブ直後は、好きな曲だから聴けて良かったな~、最後の花びらが散る演出もすごかったな~くらいに思っていたのですが、 ちょっと落ち着いてから配信を見て、また新しい考えが浮かんできました。

もしかしたら、麗奈さんは自分自身に向けてもこの曲を歌っているんじゃないのかな、と思ったんですよね。そう思うと、「夜はもう怖くないみたい」のところで、Empathyのジャケットを彷彿とさせる桜の花びらが散る演出がなされたのもしっくりくるように思えます。

そう思ったら、もともと好きだったこの曲がより一層好きになりました。

 

 

と、ここで一旦の閉幕。物語の終わりを表すように、麗奈さんがsleeplandの本を閉じる演出がありました。ただ舞台袖にはけるだけじゃなく、こういう細かい部分も凝ってるのが本当に良いですね。

 

まだやってない曲あるしアンコールがあるのは分かってるけど、声出せないしどうすんだろと思ってたら、誰からともなく手拍子でのアンコール。なるほど、と思いました。

 

 

EN1.リテラチュア

これこそ、MVを見ているようでした。実際のMVと同じような、幻想的な演出が良かったです。これも青系が多かったので、個人的になおさら好きでしたね。

一番印象的だったのは、ラスサビ前の「本で見たような 夜だった」 のところ、星が輝く夜空のような演出でした。

あとは、2番のサビ前ですね。音源でも感情が乗っている歌い方がかなり好きなので、そこが再現されていて嬉しかったです。

 

 

EN2.Campanula

これな~~~。この曲をアンコールに持ってきてくれたのは、なんとも嬉しかったですね。これもモチーフであろうキャラクターに思い入れがある曲なので…。

これもライト演出がいいですね~。サビで緑基調でピンク差してるの流石に反則なんだよな。っつって、まさに書いてるこの時に気づいたんですけど、下に映る影が花みたいになってますね。凝りすぎか……。

「いつも どこを見ているの」の後の不穏な薄めのピンク一色も良い。

何度でも見たいステージでした。

 

 

ここでまた一旦MC。夏にアルバムを出そうと思っている、という発表がされました。

 

 

EN3.Walk on your side

終始楽しそうに歌われていましたね。特に、「優しい声が応える~」のあたりにそれが滲み出ているようで好きでした。

「毎日をがんばりたい」のところ、好きだな~~~~~~~。

他のコンテンツでも思っていることですが、麗奈さんが楽しそうに歌っているのを見ているだけで、こっちも嬉しくなってきます。

 

 

といった感じでした。

冒頭にも書きましたが、全体を通して普通のライブとはかなり違う印象を受けました。

アーティスト上田麗奈の持つ世界観を、見事に表現しきっていたと思います。

 

また、ところどころで感情を乗せて歌ってくれているのも、非常に嬉しいです。

いわゆる、「ライブでの昂り」のような感情ではなくて、嬉しさや苦しさであったり、それぞれの曲の中で表現されている感情ですね。

その辺から、麗奈さんが常々仰っている「声優だからこそ歌える歌を歌いたい」というスタンスが見て取れるのが好きですね。

 

あと、「いつか、また。」と「Campanula」の感想に関しては自分の考えに基づいたキャラクターを想定して書いていますが、あえてキャラクター名は伏せています。

Empathyは全曲、麗奈さんが演じられたキャラクターたちに共感した部分を掬って作られたとのことですが、今のところどの曲がどのキャラクターに対応しているかは明言するつもりがないとの理由からです。

 

いや~まあ何はともあれ、開催してくれてよかった、行けてよかった、という言葉に尽きますかね。

ランティス祭からこのかた、ずっと待った甲斐がありました。

夏のアルバム含め、これからの活動も楽しみにしています。

 

それでは、これからも上田麗奈さんを応援していきたいと思います。